HHCは処分すべき?指定薬物としての規制や注意しておくべきこと4つ!

HHCを処分すべきかどうかや注意点などについて解説

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)は2022年3月に指定薬物に指定された危険ドラッグです。

今回は、HHCが規制された理由や注意すべき点などについてまとめました。

HHCを万が一、持っている場合は、今すぐに処分することをすすめます。

HHCは2022年3月に指定薬物とされた

厚生労働省は、2022年3月に新たに6物質を指定薬物に指定しました。

そのうちの1つが、HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)です。

そこで、HHCとはどんな薬物なのか、どうして規制されるに至ったのかを詳しく解説します。

HHC規制までの流れ

HCC(ヘキサヒドロカンナビノール)は、わずか2週間という速さで規制になった危険薬物です。

今回のHHC規制の流れは、厚生労働大臣や医療の専門家らからなる専門部会が、HHCの毒性に関する海外のデータなどを踏まえ、指定薬物として取り扱うべきだと判断しました。

また、SNSを通じて若者の間で急速に広まっていくことを危惧して、迅速な対応が取られています。

そして、厚生労働省が「医薬品医療機器法」に基づき、HHCの販売や所持、使用を禁じるという省令を公布しました。

このように指定薬物に指定され、省令を公布するまでにたった2週間という期間は、異例中の異例です。

HHCの広がりを恐れた政府の姿が想像できます。

HHCとは

そもそも規制されたHHC(ヘキサヒドロカンナビノール)はどんな薬物かというと、大麻成分の一部を加工したものです。

そのため、HHCには鎮痛作用やリラックス効果の他、陶酔作用、幻惑感など違法薬物指定の大麻成分「THC」と似た作用が確認できます。

若者の間では、まだHHCが指定薬物に指定されていないときに法に触れずに「高揚感が感じられる」と急速に広がり、その危険性を危惧した政府が規制に乗り出しました。

HHCが規制された理由

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)が規制された理由は、厚生労働省が「人の身体に保健衛生上の危害が生じる恐れがある」と判断したためです。

既に違法薬物に指定されているTHCと作用が似ており、精神的に多幸感も体感できたことから規制が迅速にすすめられました。

また、SNSでも「HHCでブリブリだ〜」「これで合法なら、ハッパする必要なくね?」「HHCをすったら運転できない」などといった口コミが溢れ、若者の間で急速にHHCの広がることが危惧されたことも、規制された理由として挙げられます。

注意:CBDの利用は問題ない

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)と同じように大麻草などに含まれる成分が含まれたCBDは、薬物指定されていません。

CBDは、カンナビジオールと呼ばれる大麻草などに含まれる成分の1つです。

CBDを使うと、リラックス効果やストレス軽減効果が期待できると、世界中のセレブなどが愛用しています。

CBDは使用しても、HHCのような高揚感が得られないため、合法で使用が認められています。

今回の「医薬品医療機器法」では、CBDの利用に言及したものはなく、CBDの利用は問題ありません。

今のところ、安心して利用できます。

HHCは処分すべきなの?

2022年3月に2週間という速さで規制が決定したHHC(ヘキサヒドロカンナビノール)を未だに持っているという方もおられるでしょう。

そういった場合、どのようにHHCを対処したら良いのかやHHCの処分方法について解説します。

答え:処分すべき

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)を所持している場合、迅速に処分すべきです。

なぜなら、2022年3月に「医薬品医療機器法」に基づき、HHCの製造、輸入、販売、購入、所持、使用等が禁止されているからです。

HHCを所持しているだけでも、罪に問われるため、早めに処分しましょう。

また、HHCを倉庫などに置いてあるだけでも「所持」と判断され、逮捕の対象となりますよ。

処分しなかったらどうなる?

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)を所持していると、危険ドラッグとして薬機法違反で逮捕されます。

たとえHHCを使用しておらず、所持していることを忘れていたとしても逮捕です。

既に数名の逮捕者も出ています。

逮捕されれば、HHCの使用の罰則は「3年以下の懲役」か「300万円以下の罰金」もしくは両方が課せられます。

商売目的などでHHCを所持していると「5年以下の懲役」か「500万円以下の罰金」もしくは両方が課せられるため、早めに処分しましょう。

HHCの処分方法

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)には適した処分方法があります。

HHCのリキッド部分とアトマイザー部分で、処分する方法が変わってくるため注意しましょう。

リキッド部分は、大量の水と一緒に下水に流しましょう。

例えば、トイレに流せば処分完了です。

アトマイザー部分は、不燃ごみとして処理します。

このようにHHCを処分すれば良いため、HHCの所持の恐れがある場合は速やかに処分をしましょう。

HHCの扱いで注意すべき4つのこと

ここからは、HHCの扱いで注意すべきことをまとめました。注意すべきことに目を通し、法に触れないよう気を付けましょう。

①HHCは持っているだけでNG

指定薬物になったHHC(ヘキサヒドロカンナビノール)は、所持しているだけで逮捕されてしまいます。

HHCは使用していなくても、所持しているだけで罰せられるため気を付けましょう。

②HHCの使用は検査でわかる

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)の使用は、尿検査をすれば分かります。

隠しきれることはまず、できないないため、違法薬物に指定された今、絶対に使用することはやめましょう。

HHCを使用して得られる一時の高揚感だけで、あなたの人生を棒にふってはいけません。

③ゴミ箱などに捨てるだけではダメ

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)を処分するときは、ゴミ箱に捨てるだけでは「所持」とみなされます。

そのため、HHCのリキッド部分はトイレなどで水と一緒に流し、アトマイザー部分は、不燃ごみの袋に入れてゴミ置き場へと持って行きましょう。

自宅のゴミ箱ではなく、所定のゴミ捨て場まで持っていけば「所持」とはなりません。

また、倉庫や車などに置いておくことも、もちろん「所持」とみなされるため、潔く流したり、ゴミ置き場まで持って行ったりしましょう。

④HHCを入れたアトマイザーなども処分対象

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)が入っているアトマイザー、アトマイザーの吸い口部分、アトマイザーのキャップなども処分しましょう。

処分の仕方は、不燃ごみで処理します。

不燃ごみの袋に入れ、自宅に保管しておくだけでは「所持」とみなされます。

そのため、不燃ごみの袋に入れたら、一番早い回収日にゴミ捨て場まで持っていきましょう。

残っているHHCがあったら今すぐ処分!

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)は、2022年3月に指定薬物に指定された危険ドラッグです。

現在は、「医薬品医療機器法」に基づき、HHCの製造、輸入、販売、購入、所持、使用等が禁止されています。

もし今、HHCを持っていたり、使用したりしている場合は、逮捕の対象です。

所持しているだけでも逮捕されている事例もあり、残っているHHCがあれば、今すぐ処分しましょう。

HHCの処分は、あなたの身を守るための最善の方法です。

ぜひ、今すぐ行いましょう。

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