シーシャ屋開業に必要な6の資格!申請書有り!開業費用や利益率も詳しく解説!

目次

そもそもシーシャとは

シーシャは、水タバコとも呼ばれる喫煙具で、中東やアフリカなどの地域で古くから親しまれています。フレーバーの種類も豊富で、フルーティーな果物の味やミント味やお菓子味など様々なものがあります。シーシャの仕組みは、炭を燃やし、その熱でタバコに含まれるフレーバーやニコチンを蒸気化させ、水を通して喫煙者が吸い込むというものです。煙を水のフィルターを通すことによって、ニコチン等が水に溶け出し従来のタバコに比べて吸いやすく健康被害も少ないことが近年人気の要因でもあります。最近はサトウキビの繊維のバガスや、果物の果実、茶葉などのノンニコチンのシーシャのフレーバーも増えてきています。ただし、喫煙にあたるため、店舗運営には欠かせない20歳以上の成人確認やタバコの小売販売免許の取得など必要な手続きについて押さえておく必要があります。

シーシャ屋を開業する時何が必要?押さえるべきポイントを紹介

シーシャ屋を開業するときは何が必要?押さえるべきポイントも紹介

シーシャ屋を開業するときに必要な免許や資格、そして開業のポイントについて解説します。
また、シーシャ屋を開業するときに必要な資金や利益率などについてもまとめました。
シーシャ屋の開業に興味がある方やシーシャ屋を開業したい方は、ぜひ、最後まで目を通してみましょう。

シーシャ屋を開業するときに必要な6つのもの

シーシャ屋を開業するときは、必要な資格や免許があります。代表的な飲食店営業許可やたばこ小売販売許可/たばこ出張販売免許など必要な資格と免許が6つあります。
1つ1つ詳しく解説していくので、ぜひ、確認してみましょう。

1 飲食店営業許可

シーシャバーやシーシャカフェでシーシャとともにドリンクやフードまたはその両方を提供する場合、飲食店営業許可が必要です。飲食店営業許可の取得には保健所に対して申請を行う必要があります。申請には以下の5点が必要となります。申請書の雛形等は保健所のHPなどからダウンロードすることが可能です。

必要提出書類一覧

  • 営業許可申請書
  • 施設の構造及び設備を示す図面
  • 食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳等)
  • 水質検査成績書(水道水、専用水道、簡易専用水道以外の水を使用する場合)
  • 許可申請手数料(東京都の場合、18,300円)

飲食営業許可申請の手引きはこちら(東京都の場合)
各種申請書様式のダウンロードはこちら(東京都の場合)
※エリアによって書式が変わる場合もあり、ご自身の店舗の管轄エリアの保健所に問い合わせすることがおすすめです。
全国の管轄保健所の検索はこちら

飲食店営業許可は、開店予定日の10日前に警察署へ届出しなければなりません。そのため、それまでの間に保健所へ事前相談したり、営業許可申請を提出したりします。店舗の内装業者(デザイン事務所や施工会社)は保健所の審査に通るよう、天井や給排水、手洗い場などを設計すhttps://lin.ee/R1Rnd3Aる必要があるため、経験も豊富な場合が多いです。一度相談してみるのも良いかもしれません。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生責任者養成講習会を受講することで取得が可能です。東京都の場合、約6時間の講習とテストを受けるだけで取得できるためそこまでハードルは高くありません。
受講方法や申し込みについては、ご自身の店舗の管轄の食品衛生協会のHPにてご確認ください。
全国の食品衛生協会の検索はこちら

講習会は申し込みが混雑してる場合だと1ヶ月先などの予約になるため、前もって計画しておく必要があります。実際2023年6月9日に東京都で検索したところ最速受講日は2023年7月13日以降でした。

食品衛生責任者養成講習会概要【東京都の場合】
▼講習時間:約6時間(テストを含む)
▼受講料:教材費を含めて12,000円(当日現地払い)
▼受講資格:
 -経験、学歴は問いません。
 -17歳以上の方に限ります(高校生は受講できません)。
 -受講者本人を確認できる公的書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証)をご持参ください。(社員証や学生証は不可。)
 -外国人の方は、在留カードまたは特別永住者証明書を持参ください。なお、日本語が理解(読み・書き・会話が)できる方に限ります。
▼受講申込方法:
東食協ホームページの「受講申込方法」から申込書をダウンロードの上、必要事項を記載していただき、返信用封筒(切手貼付)、申込書を同封の上、封筒にて郵送後「受付票」を受領。

保健所からの現地審査を受けることにもなるため、営業許可証の交付までに計画性が求められます。スムーズに施設検査が通過できるように、施設検査のときに見られるポイントや気を付けるポイントも内装業者と共に確認しておきましょう。

2 喫煙目的店の条件をクリア

喫煙目的店ステッカー(シーシャ屋)

令和2年4月1日から改正健康増進法・東京都受動喫煙防止条例の全面施行により、飲食店・喫茶店においては原則として屋内禁煙となり、喫煙を可能にする場合は、省令等で定める要件や基準を満たさなければなりません。
すなわちシーシャバーでシーシャを提供するに当たっては喫煙目的店として、喫煙が主目的であることを前提に、以下の条件を満たす必要があります。

  • たばこの対面販売や喫煙場所の提供が主目的であること
    タバコの小売販売免許もしくは出張販売免許を取得していることが条件となります。この記事に取得方法に関して後述しておりますのでご確認ください。
  • 保健所の飲食営業許可があること
  • 店舗入り口の見やすい場所に「喫煙目的店」と分かる標識の提示を行うこと
  • 20才未満の従業員・お客様の出入りがないこと
  • 設備を設けて客に飲食をさせる営業を行うものであること
    ただし、通常主食と認められる食事(米飯類、パン類、麺類、ピザ、お好み焼きなど)を主として提供する場合を除く。
    ※「主食」とは「社会通念上主食と認められる食事」をいい、 米飯類、パン類(菓子パン類を除く)、麺類、ピザパイ、お好み焼き等が主に該当します。
    ※ランチタイムであれば、ご飯・パン・麺類の提供は可能。また、ランチタイム以外でも多店からの出前や、電子レンジで加熱するだけの食事(自店で調理していないもの)の提供なら可能とされています。
  • たばこの煙が流出することを防ぐための措置を講じること
    1.出入口において、喫煙室の外側から内側に流入する空気の気流が 0.2 m/秒 以上であること2.たばこの煙(加熱式たばこの蒸気を含む)が喫煙室の中から施設の屋内に流出しないよう、壁・天井等によって区画すること3.たばこの煙が施設の屋外に排気されていることの3つ技術的基準すべてを満たすことを言います。

3 深夜酒類提供飲食店営業届

シーシャバーやシーシャカフェの開業をする方で、お酒の提供を深夜0時以降行う場合は、深夜営業許可が必要となります。深夜営業許可の申請には保健所の飲食店営業許可が必要なので、まずは先述の深夜営業許可の取得を行なってください。深夜営業許可も、開店予定日のの10日前までに申請が必要です。提出の手数料は無料です。この届出をせずに深夜営業をした場合は、50万円以下の罰金が科せられます。

申請方法は、シーシャ屋を開店する予定の店舗所在地を管轄している警察署に必要書類を持参します。
届出書や営業方法のフォーマットは以下の警視庁HPからダウンロードすることが可能です。インターネットや郵送では受付していないため、気を付けましょう。

必要提出書類一覧

  • 深夜酒類提供絵飲食店営業の「届出書」
  • 営業の方法
  • 各種図面(平面図・求積図・音響照明図)
  • 住民票
  • 飲食店営業許可書のコピー
  • 定款のコピー(法人にて届出の場合のみ必要)
  • 履歴事項全部証明書(法人にて届出の場合のみ必要)
  • 賃貸借契約書のコピー ※一部の警察署で必要
  • 使用承諾書 ※一部の警察署で必要
  • メニュー表 ※一部の警察署で必要

各種申請書様式のダウンロードはこちら

※届出時には必ず事前に管轄の警察署へご確認ください。

深夜営業許可を届出するためには店舗が以下の7つの要件をクリアしていければなりません。事前に内装業者と確認をしておきましょう。

▼深夜営業をするため順守するべき大事な7つの要件

  • 店舗の所在地が原則として住居専用地域でないこと
  • 客室の出入口に施錠設備を設けないこと
  • 客室の内部に見通しを妨げる設備が無いこと
  • 客室の床面積が9,5m以上あること(客室の数が1室の場合は除く)
  • 善良の風俗を害するおそれのある写真・公告物・装飾等の設備がないこと
  • 騒音・振動の数値が条例で定める数値以下であること
  • 客室内の照度が20ルクス以下でないこと

4 防火管理者の選任

防火管理者の選任義務の有無は、建物の収容人員の数で決まります。客数、従業員数などを含め収容人数30人以上の場合は防火管理者の選任が必要となります。
防火対象物の規模により「甲種防火対象物」と「乙種防火対象物」にの2種に区分されており、選任条件となる講習区分が異なります。甲種と乙種の違いは延べ床面積の違いで、甲種は300㎡以上、乙種は300㎡未満の場合に必要な資格です。300㎡は約90坪なので、そこまでの大箱でない場合、乙種で足ります。

  • 甲種防火対象物‥甲種防火管理講習の課程を修了した者等
  • 乙種防火対象物‥乙種または甲種防火管理講習の課程を修了した者等

防火管理者又は防災管理者として業務を行うために必要な資格を取得するためには防火・防災管理者講習というものを受ける必要があります。

東京都の場合必要書類を用意し、東京都内の各消防署、消防分署又は消防出張所に申し込みを行なってください。FAX、電話、会場での申し込みはできないので、要注意です。郵送での申込みを希望する場合は、選任先の建物や事業所を管轄する消防署にご連絡ください。今回は東京都を事例にご紹介致しますが、それ以外の場合は最寄りの消防署等に直接ご確認ください。
全国の講習会の日程や会場の検索はこちら

必要提出書類一覧

  • 防火・防災管理講習受講申請書
    東京都の場合各消防署、消防分署又は消防出張所の受付窓口での受け取りもしくは、以下のURLからダウンロードいただけます。
    各種申請書様式のダウンロードはこちら(東京都の場合)
  • 講習科目の一部免除を申請する場合
    次のいずれかの講習を修了している方は、講習科目の一部免除を申請することができますので、申込みの際に修了証が必要です。
    (ア) 自衛消防業務講習
    (イ) 防火対象物点検資格者講習
    (ウ) 防災管理点検資格者講習
  • 既得修了証がある場合
    次のいずれかの修了証をお持ちの方は、申込みの際に必ず修了証が必要です。
    (ア) 乙種防火管理講習修了証
    (イ) 甲種防火管理新規講習修了証
    (ウ) 防災管理新規講習修了証

必要な費用は教材費の以下となっていますので、準備しておきましょう。費用に関してはエリアによって異なる可能性もあるので、最寄りの消防署等でご確認ください。

5 たばこ小売販売業許可、出張販売許可

シーシャバーやシーシャカフェは、お店でタバコの一種である水タバコを提供することになります。そこで、たばこ小売販売許可や出張販売許可の免許というものが必要です。

1 たばこ小売販売許可

たばこ小売販売許可とは、財務大臣管轄のタバコを取り扱うための許可免許です。開業するお店の所在地を営業区域とする、日本たばこ産業株式会社(JT)の該当各支社の受付窓口にて、持参もしくは郵送で許可申請書類を提出します。ご自身の店舗エリアの問い合わせ窓口はこちらからご確認いただけます。もしたばこ小売販売許可を持っていない場合、無許可での販売となるため注意が必要です。申請から決定までに約2ヶ月かかることもあるので前もって準備しておきましょう。

たばこ小売販売免許取得の流れ

必要提出書類一覧

  • 小売販売業許可申請書
  • 誓約書
  • 予定営業所を示す図面
  • 営業所内図面
  • 同意書または賃貸契約書の写し
  • 未成年者喫煙防止に係る誓約書
  • 法人の登記事項証明書【法人】
  • 定款(写)または寄付行為(写)【法人】
  • 住民票の抄本【個人】
  • 身分証明書【個人】
  • 登記されていないことの証明書【個人】

各種申請書様式はこちらからダウンロードできます。

費用:申請は無料(ただし許可を受けた場合、登録免許税15,000円の納付が必要です。)

これから法人登記する方は定款にタバコの販売が明記されていないと審査に落ちることもあるので、要注意です。後から定款変更する場合は法務局への登記変更申請に登録免許税が発生します。 登録免許税は3万円なので予め明記しておきましょう。

必要な許可要件として最寄りのタバコ販売店から一定の距離が必要な距離基準や、一定の本数を取り扱う取扱高基準などをクリアする必要があります。その中でも距離基準において審査が降りないパターンがよくあります。物件取得の際にも近隣のタバコ販売店やコンビニがある場合、免許の許可が降りないことがあるので物件取得にも要検討が必要です。繁華街なら50m、市街地なら100m、住宅地なら200mというように基準が決まっています。許可の申請をしようとする店舗の所在地により既存のたばこ店どれくらい離れていなければならないかが違うのでこちらの距離要件でご確認ください。

距離要件

環境区分
地域区分
繁華街(A)繁華街(B)市街地住宅地(A)住宅地(B)
指定都市2550100200300
市制施行地50100150200300
町村制施行地150200300
(単位:メートル)

区分の定義

指定都市人口 50 万人以上の市制施行地及び東京都の特別区
市制施行地上欄に規定する指定都市以外の市制施行地
町村制施行地町村制施行地

認定の基準

繁華街指定都市又は市制施行地であって、次の一に該当する街路等
(イ)乗車人員が、1 日当たり 20,000 人以上の大規模な駅、バスターミナル
(ロ)遊興飲食施設、商店及び観光客施設が 100 店以上連続している街路
繁華街のうち、乗車人員が、1 日当たり 50,000 人以上の駅、バスターミナル及び遊興飲食施設等が 200店以上連続している街路を繁華街(A)とし、その他を繁華街(B)とします。
市街地 市街地形成施設が 20%を超える部分を占めている街路(繁華街(A)及び繁華街(B)に該当するものを除きます。)
住宅地 住宅と農地等が 80%以上を占めている街路
住宅地のうち、農地等が 2 分の 1 を超える部分を占めている街路又は農地等の中に 50 世帯未満の小規模な住宅の集団を形成している地域における街路を住宅地(B)とし、その他を住宅地(A)とします。

距離要件がどうしても難しいがこの物件でやりたいということはよくあると思います。その場合はたばこ小売販売許可よりも取得しやすい、出張販売免許を取得してシーシャ屋を開業する方もいます。次に出張販売免許の取得に関して解説します。

2 出張販売免許

出張販売許可は、たばこ小売販売許可を持つ業者と業務委託契約を結ぶことで、その契約を結んだ業者のフレーバーを代わりに販売できるようになるという免許です。

たばこ小売販売許可よりも簡単に申請ができるため、シーシャバーやシーシャカフェを開業する方に人とってポピュラーです。ただし出張販売許可でシーシャ屋を開業すると、業務委託契約を結んだたばこ小売販売許可を持つ業者からしかフレーバーを仕入れることができないので契約先選定はかなり重要になってきます。扱っているフレーバーブランドや卸価格は事前に確認しておきましょう。また複数の業者からフレーバーの仕入れを行いたい場合は、各業者と出張販売の免許を取得することで解決します。ただし機材(パイプやボウル等)やマウスピースなどの消耗品やタバコ以外のノンニコチンフレーバー等の仕入れは、業務委託契約先以外からも仕入れることは可能です。

費用:申請は無料(ただし許可を受けた場合登録免許税3,000円の納付が必要です。)

必要提出書類一覧

  • 出張販売業許可申請書
  • 未成年者喫煙防止に係る誓約書
  • 当該場所で製造たばこを販売することができる旨を証明する書類
  • 出張販売場所を示す図面
  • 業務委託の内容を明らかにした書類

各種申請書様式はこちらからダウンロードできます。

これらの書類は業務委託先のたばこ小売販売許可を持つ業者が製造たばこの小売販売業の許可を受けている営業所の最寄りの日本たばこ産業株式会社の支社に提出する必要があります。業務委託先と連携をとりながら書類作成を行いましょう。こちらも申請から決定までに約2ヶ月かかることもあるので前もって準備しておきましょう。

シーシャ屋開業にかかる費用

シーシャ屋を開業するには十分な予算を確保することが重要です。開業してからお客さまが安定するまでには数ヶ月かかるため、キャッシュフローぎりぎりの予算で始めてしまうのは危険です。

大きく分けてかかる費用としては、①物件取得費 ②内装工事費 ③備品機材の購入 ④採用研修費 ⑤仕入れ ⑥販促物 ⑦消耗品 などが挙げられます。さらに最低でも3カ月~6ヶ月分のテナント賃料が払える程度の予算をあらかじめ準備しておいた方がいいでしょう。自分の手持ちの予算だけで準備できるのが理想ですが、足りない分は金融機関などを利用して余裕を持ったキャッシュフロー計画を立てましょう。いきなりメガバンクで借入は難しいので、政策金融公庫と地銀や信用金庫と合わせて借入することをお勧めします。最近流行りのクラウドファンディングなどで資金を集めるのも一つの手ですが、プロジェクト終了から数ヶ月後の入金となるため、開店後の資金として考えておきましょう。さらに手数料は15~20%かかります。

過去にクラウドファンディングで100万円以上集めたプロジェクトの一例を3つ紹介します。

シーシャ屋開業のクラウドファンディング事例3選

茶煙 四十九手|三軒茶屋の秘密の隠れ家お茶スタンド(三軒茶屋)

購入金額:1,694,000円

Cafe & Shisha “chotto”(下北沢)

購入金額:1,591,000円

Butter tokyo(渋谷)

購入金額:1,024,000円

シーシャスイタイではMakuakeとパートナー契約を結びクラウドファンディングの売上を最大化させるサポート(既存会員への案内や企画設計等)も行っております。ご興味のある方はLINEよりお問合せください。

1 物件取得費

物件取得費は物件契約を結ぶ際に最初に必要となる費用です。物件によって様々ですが、一般的には家賃の12ヶ月分ほどはかかってくるので準備しておきましょう。

物件取得でかかる費用

  • 保証金(6~12ヶ月分)
  • 礼金(1~3ヶ月分)
  • 前払い家賃(1ヶ月)
  • 保証会社使用料(1ヶ月)
  • 仲介手数料(1ヶ月)
  • その他費用(SECOMや看板費用など)

仮に家賃50万円の物件で、保証金8ヶ月、礼金1ヶ月の場合の費用は以下のようになります。

2 内装工事費

内装工事に関しては居抜きかスケルトンか、DIYか施工業者かで大きく金額が変わってきます。居抜きでさらにDIYで行う場合予算を最小限に抑えることができます。ただ通常の飲食店の居抜きの場合、シーシャ屋には勿体無いくらいの厨房スペースが取られていることが多いので、その場合は厨房スペースを縮小し、席数を増やす工事が必要となります。では、スケルトンで施工業者に依頼した場合いくらくらいかかるのでしょうか。
結論、20坪くらいのシーシャ屋で新装の場合、内装工事費用の目安は、1坪30万円~50万円ほどかかります。(冷蔵庫などの厨房機器は別)
このうちの半分ほどは、電気・ガス・水道・空調・給排気などの設備工事と言われるものに費やされます。シーシャ屋の場合ガスを引かないことも多いかと思いますが、一方で空調や給排気にこだわる必要があります。給排気が弱いと炭を焚いたり、複数のシーシャがフロアに出ることで、二酸化炭素の濃度が濃くなったり、もくもくした空気が店内に充満することで酸欠や体調不良を起こすお客様もいます。焼肉屋とまでは言わずとも、できるだけ室内の空気が入れ替わるスピードが早い設備にしましょう。また夏場や冬場にエアコンをフル稼働させつつ、電圧の強い電気コンロを使用することで、ブレーカー落ちなども起こる可能性があるので、使用する電気容量などを見積もって内装業者と相談が必要です。想定の電気容量に満たない場合は、追加の電気線の工事などが必要となってきます。
20坪ほどで開業する場合、1,000万円くらいは余裕を持って準備しておくのが良いでしょう。

3 備品機材の購入

シーシャ機材は各店のこだわりが表れる部分です。そのため価格幅は様々ですが、一般的に使用される機材の相場を見てみましょう。

シーシャ機材の相場一覧

  • シーシャパイプ 30,000円前後
  • ヒートマネジメントシステム 3,000円前後
  • シーシャボウル 4,000円前後
  • 電気コンロ 7,000円前後
  • チャコールホルダー 4,000円前後
  • トング 1,000円前後
  • ポーカー 1,000円前後
  • その他アルミなどの消耗品や洗浄具類

シーシャパイプに関しては、よくシーシャ屋で使われているハリルマムーンや最近人気のOCEAN HOOKAHなどは2~4万円ほどで購入できる一方、FUMOやMakloudやシーシャ界のエルメスと言われるMEDUSAなど10万円以上する高級ボトルもあります。シーシャパイプは最大席数ほどの台数を用意しておくのが理想です。ガラスボトルやシーシャボウルは耐久性の問題で洗浄時や落として壊れてしまった場合などを想定して、スペアも用意しておくのが良いでしょう。電気コンロも予備は必須です。コンロが故障してしまった場合、営業ができないことも起こってしまうので必ず予備が必要です。電気コンロはいつ故障するか本当にわかりません(泣)

4 採用研修費

シーシャ屋の採用はリファラルやSNSを通じて行われることも多いですが、集まらなかった場合やオープンまであまり時間のない場合は求人媒体で募集することになるでしょう。媒体の掲載価格はエリアや掲載期間、時期などによって様々です。ただシーシャ屋に関しては「シーシャ/カフェ/バー/オープニングスタッフ」などのキーワードから居酒屋などと比較してもかなり集まりやすい業態です。逆にエントリーが多すぎて捌けないという話もよく耳にします。(エントリー後半分は離脱しますが….)
ひとまずアルバイトの求人であれば5万円前後を見積もっておきましょう。
アルバイトや社員の採用ができたら研修が必要です。シーシャの場合、こだわりを持ったものを提供しようと思うと、フレーバー数、機材のセッティング、ミックスなど変数が多く未経験であればかなりの時間がかかります。ただ一旦基礎ができるレベルであれば、2週間〜1ヶ月程度研修を行えればいいので、その分の前持った採用と人件費を見積もっておきましょう。

5 仕入れ

フレーバーや炭、ドリンクなどは前もって仕入れておく必要があります。フレーバーや炭は相場的には以下のような価格帯です。
・フレーバー 1,500円/50g前後
・炭 600円/kg前後
フレーバーは一回に使用しするグラム数、炭は2時間で使用する個数と1か月の客数や台数比率から計算し、1~2か月分はストックしておくのが理想でしょう。炭は使用量に大きな差は出ませんが、人気のよく使うミントなどの偏りのあるフレーバーは多めに仕入れておくのがポイントです。フレーバーは海外輸入品のため欲しい時に欠品していることも多々あります。切らせたくないフレーバーはしっかりストックしておくことをお勧めします。仮に1か月に300台のシーシャが出る場合、1台あたり15g使用したとすると月間で4.5kg使用するので、50g1,500円の時の原価は135,000円となります。ただこれは理論値であり、フレーバーを100種類用意し、一部のフレーバーは1か月で消費しないなんてこともよくあるので、この数値よりも仕入れ値は高くなります。炭は1台にフラットを炭替え込みで6個使用したとすると、1kgは100個前後入っているので、原価としては30円前後となります。月間に300台使用した場合は、10,000円ほどとなります。ただこちらも理論値であり、ロスやスタッフの研修での使用なども含めるともう少し仕入れは高くなります。
ドリンクやフードは各店舗によって提供するものは様々ですので、卸業者に見積もりを取ってみましょう。

6 販促物

販促物はメニュー表やショップカードなどを指します。印刷費用自体はそこまで高いものではありませんが、デザイナーに発注したり、メニュー用の写真をカメラマンに依頼したりするとその分費用がかかります。特に写真はGoogleビジネスプロフィールやSNS等でも使用することができるので、知り合いのカメラマンなどに依頼するのが理想でしょう。シーシャ屋はインスタグラム経由での来店比率も高いため、綺麗なSNS用の公式写真はあって損はないでしょう。写真撮影は外注する場合、100枚レタッチ込みで10万円ほどを想定しておくのがいいでしょう。もし知り合いなどにカメラマンがいない場合は、クラウドワークスやランサーズ、くらしのマーケット、ココナラのようなスキルマッチングサービスで探してみてはいかがでしょうか。
メニュー表の印刷はページ数や紙材質にもよりますが、6Pの20セットの場合20,000円ほどとなります。メニュー表を入れるメニューブックは1冊2,000円ほどであるので20セットで40,000円ほどです。デザイナーを入れた場合、デザイン費は1Pあたり5,000円~10,000円ほどするのでプラスで50,000円ほどは予算としてみておくのがいいでしょう。
その他ポスティングなどを行う場合はまた費用がかかるので、予算に応じて販促を行いましょう。

7 消耗品

消耗品はシーシャに関してはアルミホイルやマウスピースなどを指し、その他コースターやおしぼり、トイレットペーパー、洗剤、ペーパータオル、アルコール除菌などたくさんあります。一度必要な消耗品を洗い出し、リスト化してみましょう。客数や使用品目などによって変動するため一度、卸業者に相談してみましょう。通販で買う場合は、出数がある程度想定されるものは定期便で配送するようにしておくと発注業務がかなり楽になります。ボリュームディスカウントの効くものも多いため消耗品はいくらあっても良いですが、ストックスペースと相談が必要です。

上限3,000万円まで出資「TOKYO SHISHA FUND」

TOKYO SHISHA FUNDとは、シーシャ開業を目指す有望なシーシャプレイヤーに対して、資金面・技術面・集客面で開業をハンズオンサポートを行うファンドです。

その他開業時に直面する課題である、物件契約・たばこ小売販売免許の取得などのリーガル面のサポート、雇用契約・労働社会保険の諸手続きなどの労務面のサポート、決算等各種税金の納税申告書の作成などの税務面のサポートなど全方面からバックアップを行います。

投資金額:1店舗あたりの投資金額は最大3,000万円
予定出資数:3~5店舗(既に1店舗投資済み)
投資対象:35歳以下のシーシャプレイヤー経験者
対象エリア:東京・大阪・名古屋・札幌・福岡を中心とし、その他地方中核都市に加え観光地
出資方法:デット・社内開業を中心に、場合によってはエクイティ出資

シーシャ屋の一般的な料金設定

エリアやお店のコンセプトやターゲットによって幅はあるものの、一般的なシーシャ屋での価格を紹介します。シーシャ屋では大きく分けて、シーシャ代/チャージ代/シェア代/ドリンク代/オプション代の5つ料金がかかってきます。チャージ代金を取るか取らないか、シェア料金を取るか取らないかのお店のスタイルで会計料金が大きく変わってきます。シェアに関しては2名まではOK、3名目からはもう一台追加というスタイルが一般的なようです。

シーシャ料金の一般的な価格表

シーシャ代1,500~2,500円
チャージ代0円~1,000円
シェア代0円~1,000円
オプション代アイスホース 500円
ソフトドリンクボトル 500~1,000円
アルコールボトル 1,000~2,000円
ドリンク代ソフトドリンク 500~700円
アルコール 600円~1,000円

シーシャ屋の原価率や利益率

シーシャ屋は一般的な飲食店に比べて利益率は高い傾向にあります。その理由はいくつかあるので紹介します。

シーシャ屋のPL(コストと利益率)

1 FLコストの低さ

一般的な飲食店のFLコストは50-60%が目指すべきコスト値のところ、シーシャ屋は35-45%程度に抑えることができます。

1 食材費コスト

まずは食材費の部分です。シーシャにおけるFはフレーバーやドリンクに該当します。
・シーシャ1台の平均価格に対してフレーバーの原価が低いこと
・フレーバーのロスがほぼないこと(開封後1か月ほどで使い切るのがベストだが、賞味期限は2年ほど)
一般的な飲食店の場合、生鮮食品を扱うことが多くそのうち一定割合でロスが発生してしまうことや、歩留まりが発生しますがシーシャの場合全て使用することが可能です。ただフレーバーは海外輸入し商品のため、今後為替リスクによる商品原価の上昇や、エネルギーコスト増による物流コストの圧迫、さらにはタバコ税の増税などの影響で原価が上がることは明白です。

2 人件費コスト

人件費です。一般的な飲食店の場合、キッチンスタッフ(ドリンクスタッフ)、ホールスタッフ、が常駐しているのが通常です。しかし、シーシャ屋の場合、キッチンやホールの概念はありません。1名のスタッフが注文も取り、シーシャも作り、炭換えも行い、ドリンクを作るのが一般的です。※一部シーシャ専属スタッフがいる店舗もありますが稀です。そのため、人件費が最小限で抑えることができます。さらには、一般的な飲食店の場合、オープンの数時間前から仕込み作業が発生しますが、シーシャの場合位は仕込みがありません。それも人件費率を下げている要因です。

2 水光熱費の低さ

一般的な飲食店の場合、多くはガスを使用します。しかしシーシャ屋はガスを使うことはほぼありません。※温水でガスを使用する店舗が一部ありますが。さらには電気代に関しても空調、照明についで多くの電力を消費する冷蔵庫や冷凍庫はシーシャ屋の場合、ストックがドリンク程度の最小限のため低く抑えれているというのも一つの要因です。

3 家賃の低さ

シーシャは目的来店のお客様のため一般の飲食店のように駅からの近さや路面店で露出が多いかはあまり関係ないことが多いです。大半がSNSやGoogleからの集客です。そのため空中階や駅から少し歩く場所でも成り立つので家賃が比較的安い傾向にあります。

4 償却費の低さ

減価償却は一般的な飲食店の場合、物件取得費(返還されるものを除く)や内装費や厨房設備、器具備品などを5年ほどで均等償却を行います。その中でも、シーシャ屋の場合、内装がそこまで複雑でないことや厨房機器類が最小限であること、シーシャ機材もそこまで高額ではないことなどから償却金額が低く抑えられています。すなわち初期投資が一般的な飲食店に比べて少なく抑えられているということです。ウェットキッチンの飲食店の防水工事やガス配管工事や床上げ工事などは意外と費用がかさむ部分です。キッチン設備が最小限の分、客席を多く作れることも魅力です。

5 広告コスト等の少なさ

シーシャは前述の通り、SNSやGoogleで集客していることが多いため広告費を多くかけていないことが大抵です。一般の飲食店であれば食べログやホットペッパーなどのグルメメディア媒体に掲載費用をかけていることが多いですが、多くのシーシャ屋は無料で集めていることが多いです。ただこの点に関しては広告費をかけずに集められる時代の終わりの始まりはもう迎えているかもしれません。

6 シーシャ特有の料金体系

シーシャ屋では先述の通り、チャージ料金や、シーシャを複数人で吸う場合のシェア代金が発生することがあります。これらは原価が0のため全体的なコスト比率を下げている要因とも言えます。

シーシャ屋を開業するときの気をつけるべきポイント

シーシャ屋を開業するときのポイント

シーシャバーやシーシャカフェを開業するときは、5つのポイントがあります。

1 必要な免許は必ず取得する

無免許でのたばこの提供は、たばこ事業法によって禁止されています。お店に来てくれるお客様や契約している業者にも迷惑をかけることになります。当たり前のことですが、必要な免許は必ず取得してから開業しましょう。免許関係は申請が通るのに数ヶ月かかる場合もあるので計画的に行いましょう。

2 年齢確認を行う

シーシャはあくまでもタバコの一つです。未成年者喫煙禁止法によって20歳未満の喫煙は禁止されています。また未成年者の喫煙はたばこ事業法に基づき、営業停止や免許の剥奪の可能性もあります。必ず入店時に身分証の確認による本人確認+成人確認を行いましょう。また喫煙目的店のステッカーを入口のわかりやすい部分に掲示することも忘れないようにしましょう。お客様の入店だけではなく、スタッフも20歳未満を雇うことはできません。

3 オペレーションを想定した内装レイアウトにする

シーシャのオペレーションでキッチン設備のレイアウトはとても重要です。順番は各店に依存しますがシーシャの提供までのフローは以下のような流れです。
炭を焚く→ボウルを取る→フレーバーを取る→フレーバーを詰める→アルミを貼る→穴を開ける→ヒートマネジメントを取る→炭を乗せる→ボトルに水を入れる→吸い出しをする→提供する。
ボウルとフレーバーの位置が離れていて移動が発生したり、重いボトルが遠い位置にあるなど、ピークタイムに10台の注文が入った場合など、かなりのロスが発生するだけでなく、スタッフが疲弊してしまいます。さらにキッチン内でドリンクを作る場合スタッフと交錯してしまうレイアウトだと、シーシャを倒してしまうリスクやロスが発生するため、平面図の段階でスタッフの動きを全て確認し、効率的な配置にするように心がけましょう。

4 換気に気を付ける

シーシャは炭を使用するため店内の二酸化炭素の濃度が濃くなります。その状態で長時間シーシャを吸っていると頭痛や体調不良を訴える方が一定数出てきます。そうならないようにできるだけ室内の空気が入れ替わる換気設備にする必要があります。二酸化炭素の濃度測定器もアマゾンなどにも販売されているので、常に計測し、二酸化炭素濃度が濃くなったタイミングで扉を開けるなどの工夫をしましょう。室内の二酸化炭素濃度が1,000ppmあたりを超えてきたタイミングで換気をしっかりするようにしましょう。アルコールとの相性で体調を崩す方もいるので、お客さまの飲むペースや顔色を伺うなども注視しましょう。

5 バックヤードや休憩スペースがあればベター

シーシャを立ち上げる時が1番大変です。複数台のシーシャを短時間で立ち上げると多くの二酸化炭素や一酸化炭素やニコチンを摂取することになります。そのためスタッフが倒れてしまうこともあるので、そんな時に休憩できるスペースを用意しておくのがベターです。酸素ボンベや、糖分を摂取できる飴やチョコレートを用意しておくのもいいです。

6 キャパオーバーに気を付ける

シーシャ屋は時間の傾向が読めないことがよくあります。平日早い時間帯は来店が少ないだろうと最小限のスタッフでシフトを組んでしまったが満卓になったという経験はシーシャ屋なら頷くでしょう。スタッフが疲弊しないよう、無理なお客様は入れないや、すぐにヘルプできるといった環境を整えておきましょう。

7 保険や契約関係をしっかり確認・締結する

シーシャ屋は火気を使用するためリスクが高いです。また飲食物の提供にはお客さまの食中毒のリスクも0ではありません。もし火災が起こった場合賠償責任が問われます。そんな時に補償してくれる借家人賠償責任補償が付帯した保険です。お客様に怪我や火傷などを負わせてしまった場合には、損害賠償責任が問われることがあります。そんな時に補償してくれるのが施設賠償責任補償です。食中毒の場合、損害賠償責任が問われたり、営業停止になることがあります。生産物賠償責任の補償や食中毒見舞保険金などの特約はある保険には必ず入りましょう。
また賃貸借契約においても、定期借家2年の物件で更新できずに退去しないといけないといった場合もあります。そうならないためにも事前に賃貸借契約書の確認や管理会社または物件オーナーに確認は必ず行いましょう。
その他には採用や退職でのトラブルもよく耳にします。雇用契約や業務委託契約を結ばずに人を採用することはとてもリスクが高いです。弁護士や社会保険労務士などに相談し契約書を作成することをお勧めします。

8 属人的な経営は諸刃の剣

シーシャ屋はスナックやバーのようなスタイルもお店もたくさんあります。要はお店ではなくスタッフにお客様がついている状態です。一時的には売上は上がるものの、長期的に見た時にスタッフが退職した場合売上が下がるリスクがあります。さらに次の採用もうまくいくとは限りません。それを否定するつもりはありませんが、お店の雰囲気やメニューなど人に依存しない経営とのバランスが重要です。

9 平日の昼間に顧客を入れるアイデアを考える

はっきり言って、SNSやGoogleMEOを頑張れば夜にお客様を呼ぶことはそう難しいことではありません。しかし昼間にお客様を呼ぶことは至難の業です。内装の雰囲気造りや、独自のドリンクやスイーツメニューを開発する、リモートワーカーが使いやすい環境やプランを用意するや、割引キャンペーンなどを駆使する必要があります。美味しいシーシャを提供していれば来るといったことは昼間に関しては期待してはいけません。24時間家賃を払っているからには営業したい気持ちはわかりますが、エリアによっては人件費と相談し夕方以降の営業に絞るのも一つの手です。

10 SNSとGoogle MEOに工数をしっかり割く

シーシャ屋の新規顧客の9割がインスタグラムかツイッターかGoogleマップです。シーシャ屋を開業したら、SNSやGoogleマップでお店の雰囲気を発信していきましょう。メディアなどに予算をかける前にここに工数を全振りしてもいいレベルです。人気店を参考にまずは模倣から始めて、お店のオリジナル色を出していくのが近道です。これは絶対に怠らないようにしましょう。お客様にSNSでのメンション投稿やGoogleでの口コミをしてもらう仕組みづくりは必須です。

シーシャ屋はどうしても一般の方からすると怪しいというイメージがあるため、お店の雰囲気はどういった感じか、営業日時や料金、Wi-fi環境や電源があるかどうか、喫煙は可能か、支払い方法、などが分かるように丁寧に発信するのがポイントです。

シーシャ屋を開業するときは準備をしっかりしよう!

シーシャバーやシーシャカフェを営業するにあたって、必要な手続きや事前に考えるべきことはたくさんあります。そのためには余裕を持った準備と無理のない計画を立てましょう。すでに経営されている先輩シーシャ経営者に相談するのもいいかもしれません。

実際に営業を始めると、シーシャの仕入れやフレーバーや炭の注文、売上管理、接客、SNSでの集客、スタッフへの指導などやることは山ほどあります。現場の業務で一杯一杯になり、頭ではわかっている本来経営者がやるべきことに手が回らないなんてことはよく起こります。

しっかりと営業計画を立て、オペレーションオーバーにならないように気を付けましょう。
また、まとまった資金も必要となるため、しっかりとした準備と経営のノウハウを身に付けてから開業することをおすすめします。

開業サポートの利用も検討する

シーシャスイタイではシーシャ開業を考えている方に向けた、開業支援サービスも行っております。物件探しや必要免許の手続き支援、シーシャフレーバーや機材などの卸業者紹介、シーシャの技術支援やオペレーション構築、クラウドファンディング支援、オープンPRや集客支援など幅広くサポートしています。

 

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