シーシャバー(カフェ)経営ってどう?必要な手続きと必要なもの、開業プロセスも解説!

シーシャバー(カフェ)の経営についてや開業に必要な手続きなどを解説

シーシャバー(カフェ)の経営についてや開業に必要な手続きなどを解説

シーシャバーやシーシャカフェを開業・経営したい方におすすめの記事です。

シーシャバーやシーシャカフェの開業や経営に必要なものやプロセスを徹底解説します。

時代の流れに乗ってシーシャバーやシーシャカフェを開業・経営したり、シーシャという趣味を仕事にしたりできれば、これからの人生も笑顔でいっぱいになります。

 

シーシャバー(カフェ)経営にメリットはある?

近年若者を中心に流行っているシーシャバーやシーシャカフェは、実際どれくらいの儲けや利益が得られるのか徹底解説します。

シーシャバーやシーシャカフェの経営には、具体的なメリットがあるのか詳しくみていきましょう。

 

シーシャ屋は一般的な飲食店よりも利益率が高め

シーシャバーやシーシャカフェは、一般的な飲食店よりも利益率が高いのが魅力です。

一般的な飲食店の利益率は平均で8%、10%を超えると儲かっているお店といわれます。

それに比べシーシャバーやシーシャカフェの利益率は40%から50%です。

儲かっているお店は60%を超えているところもあります。

利益率が高い理由は主に3つです。

1つ目は原価の高いフードメニューを提供しなくてもよい点にあります。

2つ目はシーシャを提供するためにやることが少ないため、人件費が抑えられます。

3つ目はシーシャのフレーバーは賞味期限が長いため、在庫を抱えてしまっても廃棄するリスクが少ないのです。

 

工夫次第で開業資金を抑えることも可能

シーシャバーやシーシャカフェは、開業資金を抑えることができるのもメリットの1つです。

シーシャにはもともと「異国のものでお洒落」というイメージがあるため、お店の内装を工夫することで開業資金を抑えられます。

例えば居抜き物件を見つけ、インテリアのみこだわるとか壁紙よりも照明に力を入れるなど工夫次第で費用は抑えられるのです。

店の規模が小さいと大きく稼ぐのは難しい

シーシャバーもシーシャカフェも売上を伸ばすためには、どれだけのお客さんがお店に来てくれるか、そのお客さんがどれくらいお金を使ってくれるかが大事になってきます。

すると、お店の規模が小さいと一度にお店に入れるお客さんが少なくなってしまうので、規模の大きいお店に比べると回転率が低くなります。

規模の小さいお店でアットホームな雰囲気や隠れ家のように経営したい方は、いかに客単価を上げるかがポイントです。

しかし限界はありますので、集客がうまくいく前提で考えても店自体のキャパシティが重要になってきます。

実店舗の経営は難しい

利益率の高いシーシャバーやシーシャカフェですが、実店舗の経営が難しいという点については頭に入れておきましょう。

実際に多くの実店舗の経営をされている方は、競合が増えてきて質の高さや安さを求められるのが当たり前になっている点、天候などによって売上が安定しない点など経営の難しさに頭を抱えています。

シーシャバー(カフェ)経営を始めるために必要な手続き

シーシャバー(カフェ)経営を始めるために必要な手続き

ここからは新規でシーシャバーやシーシャカフェを始めるために必要な手続きについて解説します。

 

必要な許可

まずはシーシャバーやシーシャカフェを開業するために、必要な許可が4つあります。

 

飲食店営業許可

管轄の保健所から「飲食店営業許可」を取得しましょう。

取得すればシーシャを吸いながら、お酒やジュースを飲んだり、軽食を食べたりできます。

 

製造たばこ小売販売許可

「製造たばこ小売販売許可」を申請し、合法的に飲食をしながらたばこを吸える店という許可をもらいましょう。

許可申請書類を予定営業所の所在地を営業区域とする「日本たばこ産業株式会社(JT)」 の受付窓口へ郵送または持参します。

申請から許可がおりるまで約2ヶ月かかります。

 

深夜営業許可

深夜0時以降も営業するシーシャバーやシーシャカフェは、「深夜営業許可」も必要です。

お酒を提供しながらシーシャを吸うお店は特に大事な許可になります。

必要な書類が準備できたら、警察署に届出をしましょう。「深夜営業許可」は一度届出を出せば更新は必要ありません。

 

特定遊興飲食店営業許可

シーシャバーやシーシャカフェでカラオケ大会やゲーム大会をしたり、バンドの生演奏を行いたい場合は「特定遊興飲食店営業許可」が必要です。

「遊興」の内容をよく理解し、条件を満たす場合は警察署への届け出が必要になります。

 

必要な資格

シーシャバーやシーシャカフェを開業するために、必要な資格が2つあります。

 

食品衛生責任者

まずは「食品衛生責任者」資格です。

食品や調理機器・器具の取り扱いに衛生上の注意を払うことや、従業員への手洗いと消毒の実施を徹底させるなどの役割が課せられます。

「食品衛生責任者」資格は、食品衛生責任者養成講習会を受講することで取ることができます。

この資格は17歳以上であれば学歴などに関係なく、誰でも簡単に取得可能です。

有効期限もありません。ただし自治体によっては、高校生は不可となっているところもあります。

 

防火管理者

炭を使って火を起こすシーシャバーやシーシャカフェでは、「防火管理者」資格も必要です。

「防火管理者」資格は、お店で火事を起こさないようにするための役割を果たします。

ただし「防火管理者」資格は、30人以上を収容できる比較的大きなお店をオープンするときだけ必要な資格となります。

規模の小さなお店を開業するときは必要ありません。

 

必要な届け出

最後にシーシャバーやシーシャカフェを開業するときに、必要な届けを3つ紹介します。

 

防火対象物使用開始届出書

シーシャバーやシーシャカフェを出店するときは、使用を開始する日の7日前までに消防署へ「防火対象物使用開始届出書」の届け出が必要です。

「防火対象物使用開始届出書」は消防が防火対象物の使用状況を把握し、防火の専門家の立場から届出内容の確認や消防用設備(消火器や自動火災報知設備など)の設置状況などを事前に審査、指導することにより、建物の安全性を確保するために必要となります。

 

防火対象物工事等計画届出書

シーシャバーやシーシャカフェをテナント等を借りて工事をし、お店を開業するときは「防火対象物工事等計画届出書」の届け出が必要です。

着手する日の7日前までに「防火対象物工事等計画届出書」も消防署へ提出します。

それぞれの地域にある消防署のHPなどから必要書類を確認して、必要書類と一緒に持参しましょう。

 

消防用設備設置届

「消防用設備設置届」は消防設備を設置する場合に必要となります。

テナント等の工事が完了した日から4日以内に消防署へ提出をしましょう。

 

シーシャバー(カフェ)開業・経営に必要なものや主なプロセスを紹介

シーシャバー(カフェ)開業・経営に必要なものや主なプロセスを紹介

必要な手続きと共に、シーシャバーやシーシャカフェの開業や経営に必要なものや主なプロセスについて解説します。

 

事業計画書の作成

開業するシーシャバーやシーシャカフェを成功させるためにも、ビジネスアイデアを明確に示した非の打ちどころのない完璧な事業計画書を作りましょう。

初めてで分からないという方は、オンラインのビジネスプランソフトウェアなどを利用すると便利です。

事業計画書は資金調達をするときにも、重要な役割を果たします。

 

資金調達

完成した事業計画書に沿って、資金調達をしましょう。

自身の貯金を充てたり、銀行や信用機関に依頼したりして、初期費用の融資を申し込みます。

また国や自治体によって開業の支援がたくさんあるので、活用してみましょう。

 

立地・物件選び

シーシャバーやシーシャカフェを構える立地や物件選びも欠かせません。

物件探しは施工業者にも同行してもらい、内見を確認しましょう。

施工業者と一緒に確認することで、内装工事をする間取りや設備の関係で予定していた席数を確保するなど具体的な構想が明確になります。

 

その他開業準備

事業計画書や資金調達、立地・物件選びなど土台がしっかりとしたら、メニュー作成や集客施策、スタッフ教育などにも着手していきましょう。

繁盛するシーシャバーやシーシャカフェにするために、実際にいろんなお店に足を運んだり、既に開業している方にアドバイスをいただいたりすることもおすすめです。

 

シーシャバー(カフェ)の経営を考えるならメリット・デメリットを把握しておこう!

シーシャバー(カフェ)の経営を考えるならメリット・デメリットを把握しておこう!

シーシャバーやシーシャカフェを開業・経営したい方は、本記事を読んでメリットやデメリットを知っておきましょう。

また開業するまでのプロセスや必要書類や資格、届け出なども把握し、開業するまでの大まかなイメージができると安心です。

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