水タバコ(シーシャ)のフレーバーに使用されている葉っぱの種類について解説

水タバコ(シーシャ)のフレーバーには、一般的にタバコの葉っぱが用いられます。
タバコの葉っぱにもたくさんの種類があり、それぞれの持ち味を引き出すためにブレンドすることもあります。
今回は、水タバコ(シーシャ)のフレーバーに使われている葉っぱの種類について徹底解説。
水タバコ(シーシャ)に興味がある方はぜひ読んでみてください。
水タバコに使用される葉っぱ3種類の特徴
ここでは、水タバコ(シーシャ)に使われる3種類の葉っぱについて解説していきます。
それぞれの特徴を知って、自分の好みに合う葉っぱを探してみてくださいね。
①ブロンドリーフタバコ(バージニアタバコ)

ブロンドリーフタバコは別名バージニアタバコとも呼ばれ、アメリカ・バージニア州にちなんで名付けられた葉っぱです。
本来は明るめの黄色をしていますが、乾燥させると濃いオレンジ色になります。
ハチミツやフレーバージュースなどを加えて風味付けするのが一般的な使われ方で、爽快かつ軽やかな味わいが特徴です。
タバコの葉っぱを洗浄した後、ニコチン含有量を軽減することによって作られます。
水タバコ(シーシャ)を始めたばかりの方はもちろん、ニコチンの影響をあまり受けたくない方にもぴったりです。
②ダークリーフタバコ

ダークリーフタバコは洗浄した葉っぱと、洗浄していない葉っぱをブレンドしたもので、濃く黒みがかった色が特徴です。
製造工程の中でニコチンの量を減らすというプロセスがないので、葉っぱ本来のニコチン含有量がそのまま残されています。
ブロンドリーフと比較すると、ダークリーフには約10倍ものニコチンが含まれているそうです。
適切な熱の管理をおこなうことで、より長時間の喫煙を楽しむことが可能。
ニコチンに耐性のある、水タバコ(シーシャ)上級者向けのタバコと言われています。
バーリー
バーリーは、ダークリーフタバコの中では最も広く親しまれているものです。
現在は55ヶ国ほどで育てられていて、世界全体のたばこ生産の11%ほどを占めています。
煙の色が濃く、葉巻きタバコを思わせる香りが特徴です。
外気や風にさらして乾燥させ、葉に含まれる糖分の大半が除去されることで、ライトブラウンからダークブラウンくらいまでに変色します。
ブラウンバージニア
ブラウンバージニアは、インドネシアやフィリピンで育てられているバージニアの葉っぱの一種です。
空気乾燥の特殊な工程により、ブラウン〜ダークブラウンの色味と個性的な香りを実現。
通常のバージニアの葉っぱよりも暗い色味で、風味がより引き立っています。
ファイアードライドタバコ
ファイアードライドタバコの葉っぱも、暗い色味が特徴です。
葉っぱが硬化していく過程で少しずつ燻製されていくので、木の種類によって味わいが左右されやすいと言われています。
③ニコチンフリー・ハーブ系

現在はニコチンフリーと呼ばれる、タバコの葉っぱを一切使わないフレーバーの開発が進んでいます。
タバコの葉っぱの代わりにサトウキビやフルーツなどを原料としているので、タバコ特有のずっしりとした重さがなく、軽やかな吸い心地が楽しめます。
普段タバコを吸わない方、ニコチンが気になる方にはおすすめです。
サトウキビ
サトウキビが使われているフレーバーは全体的にシロップの量が多いので、水タバコの立ち上げまでにかかる時間が短いのが特徴です。
フレーバーによりますが、煙の味わいが通常よりも濃いものがあります。
アメリカやインドなどから色んなサトウキビのフレーバーが販売されていますが、ブランドごとに味わいが異なるようです。
フルーツ
フルーツの果肉をシロップ漬けにした、主に女性からの人気が高いフレーバーです。
味や香りの再現度が非常に高いと言われており、「オレンジ」や「ピーチ」など名前通りの美味しさをそのまま堪能できます。
口いっぱいに広がる、果実のみずみずしさや爽やかな風味も魅力的。
喉に煙が引っかかるような感覚が少なく、口当たりが良いので水タバコ初心者にはぴったりです。
茶葉
茶葉をベースにしているため、茶葉本来の甘みや香りをしっかり堪能できるのが魅力のフレーバーです。
一般的な水タバコ(シーシャ)は時間の経過とともに味が落ちていき、雑味が感じられるようになるといわれています。
茶葉を使用したフレーバーは時間が経っても香りが残りやすく、長い時間味わいの変化を楽しめるのもメリットです。
中にはほうじ茶や抹茶の香りを再現した、国内製造の茶葉フレーバーも存在します。
スチームストーン
スチームストーンは植物性のグリセロールと呼ばれるものにシロップを加えた、ドイツ生まれのノンニコチンフレーバーです。
味の再現度が高く、弱い火力でも十分な煙を発生させることができます。
ニコチン入りフレーバーのような吸いごたえ、ガツンと来る力強い味わいが特徴です。
ノンニコチンフレーバーだと物足りなさを感じるという方に、ぴったりなフレーバーといえるでしょう。
ダークリーフタバコを使用したおすすめ水タバコフレーバーブランド
ここでは、ダークリーフタバコを使った水タバコフレーバーのおすすめブランドを紹介。
ダークリーフタバコはニコチン含有量が多いので、めまいや吐き気などの症状を引き起こす「ヤニクラ」の原因につながる場合があります。
まだ水タバコ(シーシャ)を吸い慣れていない方、水タバコ(シーシャ)初心者は十分注意してください。
AZURE black line

AZURE black lineはカリフォルニア産のタバコの葉っぱから作られるフレーバー。
Gold LineとBlack Lineの2種類がありますが、Black Lineがダークリーフです。
キメが細かくスムーズな煙と奥行きのある香りが特徴で、しつこすぎない吸いごたえがあります。
TRIFECTA

TRIFECTAはダークリーフを、サトウキビの糖蜜に漬け込んで作られるフレーバーです。
ダークリーフの中では初心者向けのフレーバーが多いといわれています。
すっきりとした味わいでクセが少なく、爽快感のある香りが特徴。
注意点として、開けた直後に吸うと胸のあたりに痛みを感じることがあるため、半日から丸1日程度は空気に晒しておくのがおすすめです。
Tangies

Tangiesは全部で100種類ほどのフレーバーがあり、ダークリーフの老舗ともいわれています。
ベースの香りの主張が強く、新鮮なリーフ感のある味わいです。
独特な香りと重みがあり、上級者向けのフレーバーといえるでしょう。
開封したら数時間単位で混ぜながら、最低でも半日は空気に晒す必要があります。
自分の好みにあった水タバコ(シーシャ)の葉っぱを探してみよう!

水タバコ(シーシャ)に使われる葉っぱには、どのようなものがあるかについて解説しました。
製造工程が異なるだけで、ニコチン含有量は大きく変動します。
ニコチンの耐性がない方は、ニコチンフリーのフレーバーから始めるのがおすすめです。
慣れてきたら色んなフレーバーを試してみて、自分に合った水タバコの葉っぱを見つけましょう。