シーシャと水タバコの違いに迷っている方もいます。
そこでシーシャと水タバコの違いと、他にも販売されている紙タバコや電子タバコとの違いも解説します。
水タバコとシーシャの違いや紙巻きタバコ・電子タバコとの違いを解説

オリエンタルな雰囲気でおしゃれなシーシャは、昨今SNSやインスタでも人気です。
また喫煙者が健康のためにと、紙巻タバコからシーシャに変更している方も増えています。
シーシャを吸ってみたい方、もう試している方もシーシャと水タバコの違いが気になっているかもしれません。
シーシャと水タバコの違い、そして紙巻タバコや電子タバコとの違いなど「タバコ」について解説しますので参考にしてください。
シーシャと水タバコの違いとは?
エキゾチックな雰囲気で煙をくゆらすシーシャは、バブルの頃に少し吸える店舗がありました。
近年では、欧米でブームになり日本でもシーシャを楽しめる店舗が増えてきています。
今まで日本にあったタバコのイメージとは違いますし、さまざまなサイトで「シーシャ」「水タバコ」と記載があるので、どういった違いがあるのかが気になる方も多いでしょう。
記事では、シーシャと水タバコの違いや、日本人が吸っていた紙巻タバコ、健康志向で流行りの電子タバコとの違いなどを解説します。
シーシャは水タバコの別名
シーシャや水タバコを吸う器具は不思議な形をしていて意匠を凝らしたものも多いため「シーシャ」と「水タバコ」は使う器具で違うのかと思っている方もいますが、「シーシャ」は「水タバコ」の別名です。
シーシャ=水タバコです。
水タバコは国によって名前が異なる
水タバコのことを日本では「シーシャ」と言ってますが、国によってその呼び方が変わってきます。
シーシャが各国でどう呼ばれているのかをご紹介します。
シーシャ
日本での呼び方である「シーシャ」はペルシャ語で「ガラス」の意味がある「シーシェ」が語源だと言われています。
日本以外では北アフリカのマグリブ諸国やエジプトなどでは、水タバコのことを「シーシャ」と呼んでいます。
フッカー
フッカーとはアラビア語で「小さい箱」「容器」が語源だといわれていて、主にパキスタンやインドでは、「フッカー」と呼ばれます。
「フッカー」が英語では「フーカー」になり、英語圏では水タバコのことは「フーカー」です。
ただし、英語ではその形などから「water pipe」と呼ばれることもあります。
ナルギレ
水タバコのことを「ナルギレ」「ナルガイル」などと呼んでいるのはトルコやバルカン半島、シリア、そしてブルガリアやロシアなどです。
地域により「ナルジーレ」「アルギーレ」など多少のバリエーションがあるのも特徴です。
マダーア
知名度はあまりありませんが「マダーア」と呼んでいるのはイエメンです。
ゴーザ
スーダンやエジプトでは「ゴーザ」と呼ぶ場合もあります。
ただし「ゴーザ」は、シーシャに比べると持ち運びに向いている簡単な器具のものになります。
水タバコ(水パイプ)
「水タバコ」は日本で用いられていますし形状から「水パイプ」とも言われています。
「水パイプ」はフランス語で「pipe à eau」英語では「water pipe」など、各国で訳されています。
日本だと「水煙管」と呼んでいる場合もあるでしょう。
ハブル・バブル
英語圏では「ハブル・バブル」と呼ばれることもあります。
シーシャを吸うと煙が水を通りますが、その際に「ブクブク」と音を立てます。
その音からとられたとても可愛らしい呼び名です。
紙タバコや電子タバコとの違いは?
吸える時間 | ニコチン・タールの量 | 味の種類 | |
紙タバコ | 5~10分程度 | およそ1.89mg | 多い |
電子タバコ | 6分程度 | なし | 豊富 |
加熱式タバコ | 3~6分程度 | およそ1.32mg | グローだと35種類 |
「タバコ」と言うと日本では「紙巻タバコ」や「煙管」が思い浮かべるでしょう。
「葉巻」や「パイプ」などは海外映画で見かけます。
近年では副流煙が禁煙者にも害があると言われ、加熱式タバコに変更している喫煙者も多いです。
さらに、ニコチンやタールを含まない「電子タバコ」も販売されるようになりました。
種類が多いためどんな違いがあるのか、よくわからずに吸っている方もいます。
紙巻タバコや電子・加熱式タバコ、それらとシーシャとの違いがどこにあるのかを解説しますので参考にしてください。
紙巻きタバコとシーシャの違い
煙管から紙巻タバコが主流となったのは明治時代です。
火をつけるだけですぐに吸える紙巻タバコは、手軽さゆえに日本で新しい産業として成長してきました。
長い間日本人が吸ってきた紙巻タバコと、新しい喫煙方法であるシーシャとの違いを解説します。
吸える時間
紙巻タバコにも種類が多く、太さや長さに違いがありますし、個人の吸い方でも多少変わりますが、1本吸うのにおよそ5~10分程度でしょう。
シーシャは紙巻タバコとは全然違う吸い方をします。
フレーバーや燃焼の仕方により違いがありますが、およそ1時間~楽しむことが可能です。
タバコ屋やコンビニなどですぐ手に入り火をつけるだけで吸うことができるのは紙巻タバコですが、シーシャは時間をかけて吸うことで、リラックスした空間を楽しめます。
ニコチン・タールの量
紙巻タバコでやはり問題となっているのはニコチンやタールの量でしょう。
ニコチンには血管収縮作用があり血圧を上昇させます。
毒物として指定されている化学物質で中毒性があり依存症になりやすいです。
また、タールには発がん性や有害物質が含まれています。
シーシャは「タバコ」とあるように、タバコ葉を使用するためニコチンやタールも含まれています。
ただシーシャの場合は、煙が一度水を通過します。
その煙を吸うため紙巻タバコに比べるとニコチンの量は少なくなるでしょう。
さらにシーシャには、タバコ葉を使用しないフレーバーも販売されているため、タバコを吸わない方でも安心です。
味の種類
紙巻タバコは国産、外国産を問わず数多くの種類が販売されています。
ニコチンやタールの量、使用しているタバコ葉により味が違いますが、大まかに分けて「メンソール系」と「レギュラー系」になるでしょう。
シーシャの場合、フレーバーはとても豊富です。
フルーツ系やミント系、またお茶や紅茶といったものに加えノンニコチン、ノンタールのフレーバーがあります。
フレーバーは各国各社が発売していて味わいもそれぞれです。
また、シーシャのフレーバーはミックスすることも可能なので、味の種類は無限になるでしょう。
電子タバコとシーシャの違い
電子タバコはまだ歴史が浅いのですが、昨今の健康志向で人気が高いです。
電子タバコとシーシャの違いを解説します。
吸える時間
電子タバコが吸える時間はおよそ6分程度です。
いつでも吸うことができますが、充電が切れると紙巻タバコのように続けて吸うことができません。
ニコチン・タールの量
電子タバコは加熱式タバコや紙巻タバコとは違い「煙」ではなく「蒸気」を吸います。
「香り」を楽しむという点ではシーシャに似ています。
電子タバコのリキッドは「香料」「植物性グリセリン」「プロプレングリコール」が成分です。
電子タバコは煙ではなく「水蒸気」を吐き出しているため、副流煙も発生しません。
ただし「プロプレングリコール」は猫にとっては有害です。
愛猫がいる方は側で吸わないようにしましょう。
味の種類
電子タバコのリキッドはシーシャ同様とても多く発売されています。
蒸気の量や味の濃さは「プロプレングリコール」と「植物性グリセリン」の比率で変わります。
「プロプレングリコール」が多いと味がはっきりし「植物性グリセリン」が多いと蒸気が多くなるので、比率にもこだわることができるでしょう。
また、電子タバコのリキッドは自作することも可能です。
加熱式タバコとシーシャの違い
加熱式タバコと電子タバコは見た目は似ていますが違うものなので注意してください。
紙巻タバコの健康被害が問題となったため、加熱式タバコに移行した方も多いでしょう。
加熱式タバコは一時期爆発的に売れた「アイコス」を初めとする「グロー」や「プルーム」といった商品です。
吸える時間
加熱式タバコはデバイスや専用のスティックにより吸える時間が違いますが、およそ3~6分程度です。
シーシャや紙巻きたばことは違い、加熱式タバコは火を使わないためタバコの先から煙が出ず、灰もでないという特徴があります。
ニコチン・タールの量
加熱式タバコはたばこ葉を使用しているためニコチンやタールが含まれています。
ただし加熱式タバコは「火」をつけずに液体を加熱し蒸気を発生させ、それがたばこ葉を通過させているタイプ、たばこ葉のスティックをヒーターで加熱し蒸気を発生させ吸うタイプなどがあります。
「火」を使わないのでタールは発生しにくいでしょう。
ニコチンについては各社製品により違いがあり、紙巻タバコと変わらないものから少ないものまで様々です。
味の種類
加熱式タバコの味は、各社デバイス専用のものが販売されています。
レギューラやメンソール系、既存の紙巻タバコと同様の味がするものまでさまざまですが、シーシャや電子タバコと比べると種類は少ないです。
加熱温度や加熱方式によって吸いごたえが変わるのも特徴です。
水タバコとシーシャは呼び方が違うだけ!ルールを守ってリラックスタイムを楽しもう

紙巻タバコや加熱式タバコは手軽さが魅力ですし、電子タバコはニコチンやタールを含んでいないというのが特徴です。
シーシャは多種多様な味を楽しめ、リラックスした時間を手に入れることができます。
それぞれのメリット・デメリットを比較して自身にあったタバコを楽しみましょう。