シーシャを吸うと酔ってしまう原因と対処法を紹介
これからシーシャを始めようとしている方の中には「シーシャを吸うと酔うのでは?」と不安を感じている方もいるでしょう。
今回はシーシャを吸って酔う原因や対処法について解説していきます。
シーシャで具合が悪くなりやすい方、初心者はぜひ参考にしてください。
シーシャを吸うと酔うと感じる7つの原因
シーシャを吸っていると、まれに頭が痛くなったり気分が悪くなったりすることがあります。
せっかくシーシャを楽しむなら、こうした出来事は避けたいものです。
ここではシーシャを吸ったときに酔うと感じる主な原因を7つ紹介します。
原因①:ニコチンの効果
シーシャを吸うことによって「ハイ」の状態になるケースがあります。
「ハイ」の感覚は個人差がありますが、めまいや軽い立ちくらみ、身体全体のうずきを感じる人が多いようです。
こうした症状は、シーシャに使うタバコ葉に含まれる成分・ニコチンが原因であるとされています。
また、ニコチンには血管を収縮させる働きがあり、脳貧血につながる可能性もあります。
まだニコチンの耐性があまりないという方は、タバコ葉を使用していないシーシャを選ぶとよいでしょう。
原因②:短時間で連続して煙を吸いすぎた
シーシャにはフルーツ系などの甘いフレーバーもあり、おいしいと感じてハイペースで吸い続けてしまうこともあるでしょう。
短時間で吸いすぎると酸欠状態に陥り、頭痛や酔ったような感覚になることがあります。
シーシャを楽しむポイントは、煙を吸いこむ強さと時間です。
煙を肺に溜めることは避け、定期的に休憩を入れてシーシャを吸うようにしてください。
シーシャ店を利用する際は、休憩時間にドリンクや会話を楽しみながらシーシャを堪能するのがよいでしょう。
原因③:空腹あるいは満腹状態
体内に栄養が行き渡ってない状態でのシーシャは、低血糖につながりやすいため、空腹時に吸うことは避けるようにしてください。
だからといって、シーシャを吸う前に暴食するのは避けましょう。
満腹時はお腹が圧迫されることにより、酔ったような感覚を引き起こす場合があるため要注意です。
シーシャ店の中には、食べ物を自由に持ち込める店舗があります。
ラムネやチョコレートといった、軽くつまめる程度のフードを持参するとよいでしょう。
原因④:水分不足
シーシャを楽しむ際は、こまめに水分を補給することが大切です。
体内の水分が足りなくなると、酸欠のリスクが高まるとともに、脱水症状を引き起こしやすくなります。
水分をしっかり摂ることで酸欠や酔うなどの症状の防止につながる他、血流をよくして身体の中のニコチンの排出を促す効果が期待できます。
シーシャ店ではジュースやお茶などのドリンクメニューを取り扱っていることがほとんどなので、シーシャと一緒に注文するようにしましょう。
原因⑤:睡眠不足や体調不良
風邪気味のとき、疲れていると感じているときはニコチンや一酸化炭素による悪影響を受けやすくなると言われています。
寝不足のときは脳が酸欠状態になっていることが多く、その状態でシーシャを吸うと、頭痛や吐き気などの症状を引き起こしやすくなるので注意が必要です。
元からの具合の悪さにシーシャによる酸欠の症状が加わり、体調が悪化する可能性もあります。
睡眠はしっかりとり、体調を万全にしてからシーシャを楽しみましょう。
原因⑥:シーシャを吸いながら飲んだお酒で酔っている
シーシャではなく、お酒の飲み過ぎが原因で酔うパターンも考えられます。
お酒の利尿作用によって水分不足の原因につながることもあるため、飲みすぎには注意が必要です。
シーシャ店の中にはアルコールメニューに力を入れている店舗もあり、たくさん飲んでしまうこともあるでしょう。
お酒に酔った状態でシーシャを吸うと、ヤニクラを引き起こしやすくなると言われています。
頭がクラクラする、頭痛、吐き気、動機、めまいなどの症状が出たら、落ち着くまで休憩してください。
原因⑦:ボトルにアルコールを入れている
ボトルの中にアルコールを入れてシーシャを吸うことで、酔ってしまうケースもあるようです。
気化したアルコールの成分が毛細血管に入ることになり、お酒を普通に飲んで摂取したときよりも酔いやすくなります。
お酒に酔った状態とシーシャによる酸欠が合わさると、ヤニクラの発生リスクが高まりやすいので注意しましょう。
適量の水で薄めて吸う、ゆっくりと時間をかけて吸うなどの対策をとるようにしてください。
シーシャを吸って酔ってしまった場合の対処法6つ
これから、シーシャを吸って酔ってしまったときの対処法を6つ紹介します。
具合が悪くならないようにするための防止策も紹介しているので、事前に確認しておきましょう。
対処法①:煙を深く吸い込まないようにする
煙を深く吸い込まないようにすることで、酔った症状が緩和されることがあります。
吸い込む時間は1〜2秒程度が目安で、同じ強さで吸うのがポイントです。
吸い込んだら肺に溜めないよう、すぐに吐き出しましょう。
対処法②:ニコチンフリーのフレーバーを試す
シーシャ使用時に具合が悪くなることを避けるために、ニコチンが入っていないフレーバーを選ぶのもひとつの手段です。
酸欠や酔ってしまう主な原因として考えられるのが、シーシャのフレーバーに含まれるニコチンです。
ニコチンフリーのフレーバーはタバコ葉の代わりに、サトウキビやフルーツなどで作られたものです。
健康に悪影響を与えるリスクが低く、めまいや頭痛などヤニクラの発生防止にもつながります。
ニコチンによる害が気になる方やシーシャ初心者にもおすすめです。
対処法③:十分な間隔をあけて吸うようにする
シーシャは「大きく息を吸って吐く」を繰り返すことになるため、定期的に新鮮な空気を取り込むことを心がけましょう。
煙を長時間吸い続けると、ヤニクラを引き起こすリスクが高まります。
約3〜4回シーシャを吸うごとに、数分程度の休憩時間を設けてください。
吸っている最中にもし具合が悪くなったら、シーシャを吸うのを中断し、大きく深呼吸をしてみてください。
対処法④:休憩する(横になる)
気分が優れないときは、一度シーシャを吸うのをやめましょう。
症状が軽いのであれば、休憩がてらに友人や恋人との会話を楽しむのもおすすめです。
水分不足が原因の場合もあり、水やジュース類を飲むことで症状が落ち着くことがあります。
自宅シーシャの場合であれば、横になって身体を休ませるのもよいでしょう。
対処法⑤:軽くストレッチをする
症状が重くない場合の対処法となりますが、軽くストレッチをすることで血流がよくなり、酔った感覚が和らぐ場合があります。
椅子に座りながらできる、つま先のストレッチがおすすめです。
座った状態でつま先を床につけ、かかとを上下させる動作を10回繰り返しましょう。
自宅でもシーシャ店でも気軽にできるストレッチなので、ぜひ試してみてください。
対処法⑥:換気をする
シーシャを吸って具合が悪くなる原因のひとつとして考えられるのが、炭の不完全燃焼による一酸化炭素です。
一酸化炭素を体内に取り込むと、酸素を運搬する成分であるヘモグロビンと結合します。
このとき酸素はヘモグロビンと結合できなくなり、血液中の酸素濃度が低下してしまうことにより、酸欠状態を引き起こすことがあります。
換気が十分ではない場所は空気中の一酸化炭素濃度が高まり、酔ってしまう原因につながりやすいため、換気のいい広々とした店舗に行くようにしましょう。
シーシャで酔ってしまっても慌てずに対処すれば大丈夫
シーシャを吸っているときに酔う原因や対処法を解説しました。
酔ってしまう原因はさまざまですが、ニコチンや一酸化炭素による影響が大きいと考えられています。
もし具合が悪くなってしまっても、慌てずに対処すれば大丈夫な場合がほとんどです。
シーシャはしっかり体調を整えてから吸うようにしましょう。