タバコをやめるとこんな変化が起こる?辞めやすい方法も紹介

タバコにはニコチンが含まれています。
タバコをやめるとイライラしたり不快になったりするのは、ニコチン依存や習慣による心理的な依存症の場合があります。
しかし、タバコをやめると様々な良いことがあります。
健康面はもちろん、周囲や自分自身にも変化が起こる可能性が高いです。
タバコをやめるとどんな変化が起きるのか、また、タバコをやめるための方法をご紹介します。
禁煙しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
タバコをやめるとこんな変化が起こる

タバコをやめると様々な良い変化が起こります。
ずっとタバコを吸っている方は「今更禁煙しても」と思いがちですが、タバコをやめるのに「遅い」ということはありません。
タバコを吸うことによるメリットよりも、やめることによるメリットの方が多いです。
タバコをやめるとどんな変化が起きるのかを解説します。
1.ニコチン切れのストレスから解放
タバコ葉に含まれている「ニコチン」には依存性があります。
血液中にニコチンがはいっていないと、イライラしたり不快になるのはニコチン依存症の可能性が高いです。
喫煙するとストレスがなくなると思っている方は多いのですが、それはニコチンが切れたストレスをタバコを吸うことで軽減させているだけになります。
タバコをやめると「ニコチン切れ」を感じなくなるため、ストレスそのものから解放されるでしょう。
2.お金が貯まる
近年タバコも値上げが激しく、ひと箱概ね500円以上となっています。
もし、一日にひと箱タバコを吸っているとしたら、一年で約18万円が煙となって消えていることになります。
そのタバコ代500円を毎日貯金すると、10年で約180万円になります。
一か月約15000円が煙となってると考えるとやはりもったいないのではないでしょうか。
貯金をしなくともタバコをやめるとその分が好きに使えるお金となるでしょう。
3.タバコ休憩の時間がなくなり効率化できる
タバコを1本吸う時間は個人差がありますが、約3~4分程度です。
一日にひと箱20本吸う場合は、4×20本でおよそ1時間20分となります。
毎日1時間20分をタバコ休息に当てていると、1週間で9時間20分、一年だと480時間となり20日間タバコを吸っている計算です。
もちろんタバコを吸いながら他のことができないわけではありませんが、近年では仕事中や外でも吸う場所は決められています。
「タバコを吸っているだけの時間」がなくなると、その分時間に余裕ができるでしょう。
4.タバコ臭いと言われなくなる
タバコの煙には、主流煙(吸った煙)、副流煙(火がついたタバコの先から上がる煙)、呼出煙(吐き出された煙)があり、いずれも臭いが髪や洋服など身体に移ります。
タバコを吸う方は気づきにくいのですが、非喫煙者はほんの少しでも「くさい」と感じていいます。
家庭内だと身体や服以外に壁紙や部屋中にタバコの臭いが充満するでしょう。
染みついた「臭い」はなかなかとれません。
タバコをやめると「タバコ臭い」と言われなくなります。
5.タバコを吸う場所を探さなくてよくなった
ニコチンが切れるとイライラするため、どうしてもタバコを吸いたくなります。
しかし、禁煙が進んでいる現代では、タバコを吸う場所は限られています。
吸いたくてたまらなくなり、喫煙所を探す方は多いのではないでしょうか。
タバコをやめるとニコチンを取り入れたくなくなります。
タバコを吸う場所を探さなくてはならない羽目にもなりません。
6.周囲からの評価が高くなる
会社ではタバコを吸う方が吸いに行く「タバコ休憩」が、タバコを吸わない方から見るとその間仕事をしていないのは、不公平だと言われています。
タバコを吸いに「行って吸って帰る」時間が、10分程度だとしても3本吸うと30分です。
一年250日働いていると、一日30分も125時間(約5日)となります。
同じ労働条件で5日働いていない時間があるのでは、不公平だと言われても仕方ないのではないでしょうか。
もし「タバコをやめる」と周囲からも見直されるでしょう。
7.意志が強くなり自信がでる
ニコチン依存症になるとタバコを吸わないとイライラしたり集中できなかったりします。
依存症は「やめる」という意志を持つことが大切です。
ニコチンを体内から抜くためにタバコをやめると禁断症状が起こります。
これは、2~3日がピークだと言われています。
症状には個人差があり、1週間、または2~3週間かかる方もいるでしょう。
その間を我慢するとニコチンが抜け、タバコを吸いたくなくなります。
「我慢する」という意志の力が必要ですが、禁煙できるとそれが自分の自信となるでしょう。
8.食事がおいしくなる
ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、脳はもちろん消化器官の働きも悪くなります。
タバコをやめると消化器官の働きが良くなり吐き気を感じることもないでしょう。
さらに、ニコチンは血糖値を上げる作用があります。
血糖値があがると空腹を感じにくいため、タバコをやめると普通に空腹を感じるでしょう。
また、タバコに含まれている臭いの素「タール」は、粘着質で鼻の粘膜や舌の味蕾にも付着します。
そのため食べ物の匂いや味を感じにくくさせます。
タバコをやめると臭覚や味覚が本来のものとなり、食事が美味しくなるでしょう。
9.妻や子どもなど家族から喜ばれる
タバコは臭いもそうですが、受動喫煙の被害も問題となっています。
家族のためにベランダで喫煙している方も多いのですが、それはそれで近隣の方から疎まれているでしょう。
タバコをやめるとそれらの心配もなくなりあ、家族から喜ばれること請け合いです。
10.がんなどのリスクが減り若々しく見える
タバコを吸う方がガンで死亡するリスクは、吸わない方を比べると男性では1.6倍、女性だと1.3倍と言われています。
口腔がんや食道がん、肺がんや膵臓がんなど、いずれもタバコを吸うことでなりやすいと科学的に因果関係が明らかになっています。
また、タバコを吸っている肌に酸素がいかずビタミンCを破壊するため、しみやくすみ、肌の張りがなくなりシワも増えるでしょう。
タバコをやめることで病気のリスクも減り、肌にも変化が起きる可能性が高いです。
タバコの辞めやすい方法3選

タバコをやめると様々な嬉しい変化があります。
禁煙方法を3選ご紹介しますので、試してみてください。
方法⓵ノンニコチンのシーシャに切り換える
タバコの依存症には、ニコチン以外に習慣による依存もあります。
「こんな場面では吸っている」「ご飯を食べたら吸う」といった習慣がついている方は、ノンニコチンのシーシャに変えるのもおすすめです。
持ち運びができるポケットシーシャだと口が淋しいときにも吸えます。
煙を吸う感覚も味わえるため、禁煙のためタバコから移行する方も多いです。
方法②ニコチンガムやニコチンパッチを利用する
ニコチン依存症の禁断症状が出て辛い方は、ニコチンガムやパッチを利用すると良いでしょう。
タバコではなくガムやパッチでニコチンを取り入れます。
パッチのニコチン含有量は違いがあり、最初にベーシックなタイプで初めて以後ニコチン含有量が少ないタイプを使用します。
パッチは1日に使用料が限られていますが、ガムはいつでも噛めるためニコチン過多になる可能性が高く注意が必要です。
ただし、どちらも使用中はタバコを吸うことはできません。
方法③禁煙外来を受診する
タバコをやめることが難しい方は禁煙外来を受診するのもおすすめです。
禁煙外来はニコチン依存症と判定され禁煙を希望し、治療に同意している方、一日のタバコの本数×喫煙年数が200以上の方は、保険が適用されます。
費用は病院により違いがありますが、約20,000円程度でしょう。
タバコを吸っている金額を考えると1~2か月分で済み、禁煙に成功するとタバコ代はもうかかりません。
約12週間のプログラムで通院する必要がありますが、自分自身で禁煙するよりも成功率が高いと言われています。
タバコをやめるとたくさんの良い変化が生まれる

タバコをやめると様々な良い変化が起こります。
禁煙が進んでいる現代では、喫煙者も肩身の狭い思いをしなくてはなりません。
やめることによるメリットを考慮して、禁煙してみてはいかがでしょうか。