シーシャは何歳から吸える?法律上の合法性やニコチン・タールの含有量も解説!

シーシャは何歳から吸っていいの?法律から成分まで解説

シーシャは何歳から吸っていいの?法律から成分まで解説

中東が発祥と言われているシーシャは、フレーバーの香りや味が良く、リラックス効果もあるため、近年、都内と中心に全国各地で吸える店舗が増えています。

今までなかった器具を使用して、おしゃれな店舗内で大量の煙を吐き出しているようなフォトをSNSなどで見る機会も多いでしょう。

シーシャは「水タバコ」と呼ばれています。

「タバコ」とはいっても、従来の商品とは違うため戸惑うでしょう。

また、そのエキゾチックな見た目から違法ではないのかと心配される方もいます。

シーシャは、何歳から吸っていいのか「水タバコ」の合法性や、ニコチン・タールの含有量も詳しく解説します。

 

シーシャは何歳から吸えるの?

シーシャは何歳から吸えるの?

シーシャは「水タバコ」と言われるように、水を通してフレーバーを吸う、日本ではまだ新しいタバコの一種です。

従来の紙巻タバコのような「ヤニ」臭さもなく、ゆったりと落ち着けるため若い方を中心に人気が出ています。

シーシャで味わえる「フレーバー」の種類はとても多く、ミックスも可能なためその数は数百種となり、好みのフレーバーも見つけやすいでしょう。

フレーバーは一回吸うのに1~3時間程度かかります。

長い時間をかけてゆっくりとリラックスしながら吸えるのもシーシャの魅力のひとつです。

新しい嗜好品として人気のシーシャは何歳から吸えるのか、法律上も交えて解説します。

 

日本では20歳から吸うことができる

シーシャは年齢制限があり日本では20歳から楽しむことが可能です。

シーシャのフレーバーは主にタバコ葉を使用しているため、法律上は「タバコ」と同じ扱いになっています。

日本では未成年の喫煙や喫煙具を所持することが違法です。

そのため、シーシャは成人である20歳から吸えることになります。

現在、成人年齢は引き下げになり満18歳となりました。

ただし、タバコについては引き続き20歳からと決まっています。

「成人」ではなく「20歳から」と理解してください。

 

ノンニコチンタイプでも未成年はNG

シーシャのフレーバはとても種類が多く、中にはタバコ葉を使用しない商品もあります。

タバコ葉を使用していないため、フレーバーにはニコチンが含まれていません。

ニコチンが苦手な方や健康被害が心配な方に人気のあるフレーバーです。

タバコに年齢制限があるのは、ニコチンなどの健康被害が判明していないためです。

ニコチンが含まれていないのであれば、何歳でも吸えるのではと思われるでしょうが、日本ではシーシャが「タバコ」の扱いなので、ノンニコチンであっても20歳からになります。

 

18歳から吸える国もある

飲酒や喫煙に関しては世界各国で「何歳から」というのが違います。

アメリカの場合は州により法律が違いますが、タバコは18~21歳となっています。

ドイツやフランス・イギリスなどヨーロッパでも、主に18歳からと決めれている場所が多いです。

アジアでは台湾や中国は18歳から喫煙可能ですが、韓国では19歳からとなっています。

海外へ行った際はその国の法律を厳守してください。

 

シーシャの法律上の取り扱い

シーシャの法律上の取り扱い

日本でのシーシャの法律上の扱いについてもう少し詳しく解説します。

 

タバコと同じ扱い

日本ではシーシャはタバコと同様の扱いです。

2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられました。

そのため、従来の「未成年喫煙防止法」から「「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」に名称が変更されました。

ただし、内容は以前と同じ20歳未満の方の喫煙は禁止されています。

もちろん、喫煙具そのものを所有したり所持するのも禁止です。

また、未成年者本人を罰することができないため、未成年者の喫煙に関しては、親権者や販売したものに対しても罰則が科せられます。

 

日本未許可のフレーバーに注意

シーシャは日本ではタバコ扱いとなり合法です。

ただし、フレーバーやパイプで日本では禁止されている「タバコ葉」を使用した商品があり、それらは違法になるので注意してください。

各地にあるシーシャバーやカフェでは、日本で許可されているフレーバーを使用しているため問題はありませんが、自分で自宅シーシャを楽しむときには、特に注意が必要です。

自宅シーシャは自分でフレーバーを用意します。

国内で販売されているものは許可されていますが、国外だと違法なタバコ葉を使用したフレーバーも存在します。

自分で輸入する場合は、許可されているのかどうかを確認してからにしましょう。

 

店側が違法になるケースも

シーシャのフレーバーは国内で製造されていないため、国が認可したものだけが流通されています。

そのためシーシャバーやカフェなどの小売販売店は、卸業者から仕入れています。

小売販売店は「製造たばこ小売販売業」という許可が必要です。

さらに、タバコを対面販売する許可を取得したうえで「喫煙目的店」として営業することが定められています。

これらの許可を取得してないと違法です。

シーシャバーやカフェなどの経営を考えている方は、違法にならないよう注意してください。

 

シーシャのニコチン・タールなどの含有量

シーシャのニコチン・タールなどの含有量

タバコについてはニコチンやタール・一酸化炭素中毒などの健康被害が心配です。

シーシャのニコチンやタールの含油量、一酸化炭素について解説します。

 

純粋なニコチン量はタバコより多い

ニコチンは毒物指定されている化学物質です。

タバコ葉に含まれていて、タバコ吸うことにより血液中に取り込まれます。

ニコチンは、神経に作用して気分もよくなりますが、それにより依存性が高くなってしまうでしょう。

紙巻タバコのニコチン含有量は商品により違いますが、おおよそ1本0.1~1mg程度です。

シーシャのニコチン含有量は、伝統的な中東フレーバーで、0.05%です。

例えばフレーバーを10g使用するとニコチンは5mgとなり、紙巻タバコより多くなります。

ただし、紙巻タバコは1本が1g程度なので、重さだとそれほどの違いはありません。

 

実際のニコチン量について

ニコチンは高沸点化合物で沸点は247℃です。

シーシャのフレーバーは200℃以下で温めるため、ニコチンがすべて出ることはありません。

ただし揮発はします。

その際にどのくらいのニコチンが出来るのかは、正確には判明していません。

ただ、シーシャフレーバーメーカーの実験では、煙の成分は主に水でニコチンはほぼゼロという結果となっています。

また、シーシャは煙を水にくぐらせるため、水がフィルターとなります。

ニコチンは水溶性なのでその際にも含有量が減ると言われています。

 

タールはタバコより少ない

「ヤニ」と言われるタールはタバコの煙からガス状の成分を除いたものの総称です。

壁や歯の変色や肺などにつきガンになる可能性があります。

タバコ葉を燃やすことで大量に発生する物質です。

シーシャはフレーバーを低温で温め喫煙するため、タールはタバコより低いと言われています。

 

実際のタール量の記載について

フレーバーにはタールが記載されていません。

ただし、フレーバーはタバコ葉以外にシロップや香料が含まれています。

そのため、タールの量は減っているのではと考えられています。

上記のフレーバーメーカーでの実験でも、紙巻タバコに比べるとタールは低いと示されています。

 

シーシャの一酸化炭素に注意

タバコの煙には一酸化炭素が含まれています。

タバコの有害物質の中でも有名でしょう。

一酸化炭素が血液中にあると、酸素を全身に運ぶことができずに一酸化炭素中毒を起こす可能性があります。

倦怠感や軽い頭痛などから、吐き気や眠気、ひどくなると失神することもあり危険です。

軽い症状が出た場合でもすぐに吸うのをやめましょう。

 

シーシャによる一酸化炭素中毒

シーシャは炭を使用してフレーバーを温めますし、1回の喫煙時間も長いです。

そのため、紙巻タバコにくらべて一酸化炭素の摂取量は多いでしょう。

ただし、一酸化炭素は吸い方にも関係しています。

シーシャを吸う際には、慌てずにゆったりとした気分でゆっくり吸うようにすると一酸化炭素中毒になる可能性も低くなります。

シーシャの副流煙による影響

近年、紙巻タバコの副流煙の有害物質が問題となっています。

主流煙よりもフィルターを通さない分、高濃度の有害物質が含まれていると言われています。

シーシャは少量であっても有害物質を含む副流煙は発生します。

シーシャバーやカフェは換気を万全に行ってはいますが、多少の影響はあるでしょう。

 

シーシャは20歳から!法律を守って楽しもう

シーシャは20歳から!法律を守って楽しもう

シーシャは何歳から吸えるのか、また、シーシャのニコチンやタールの含有量について解説しました。

日本国内ではシーシャはタバコと同様の扱いとなり、20歳からと法律で定められています。

未成年への健康被害を慮っての法律です。

現在未成年の方は、20歳になってから楽しむようにしましょう。

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